sina weiboのすごい機能「微数据」とsina weibo を活用するすごい企業「立即购」

 今波に乗っている sina weibo ユーザー数は2億人を超え、中国のソーシャルメディアのプラットフォーム化へ急速な勢いで進んでいます。
ここまでユーザーを囲い込んでいるのは、そもそも中国人ユーザー数のパイがでかかったり、情報規制でツイッターが利用できないという背景も大いに関係はしているのですが、サービスが低いということは一切なくむしろweibo特有のユニークな機能が多々あり、それらを活用し成功している企業も中国では現れ始めています。今回はその一部を紹介します。


分析ツール「微数据」がすごい!

1自分の影響力を測れる


自分がsina weibo 内にてどのくらいの影響力があるかが図と数字で分かりやすく示されます。由覆盖度()、传播力()、活跃度()を元に自分の影響力が出るみたいです。どんな評価基準かは詳しく分かりませんが、面白い機能ですね。ちなみに自分はスコア60は多分かなり低いです。。がんばります。


2フォロワーの嗜好性などが分かる


こいつはとても便利な機能ですね。どんなフォロワーがどんなことに興味を持っていて、自分との関係度などが全部グラフで分かりやすく出てきます。フォローはしていないけど、潜在的な自分のファンまで出てきます。
可視化される情報は非常に詳細で明瞭です。フォロワーの性別、分布図、自分の呟きへの反応率、フォロワーの誰が影響度が高いかなどが出てきます。


3フォローしている人の嗜好性も分かる


 ②と同様にフォローしている人の分析も明瞭に出てきます。




sian weibo 恐るべしですね。
ここまでのことが出来るので、ツイッターのようにクライアントはないのではないかと思われます。
そして、このような多機能性は個人を超えて商業的にも十二分に活用されはじめています。


中国版ザッポス 「立即购」



「立即购」はオンライン携帯ショップなのですが、最も早くweiboをマーケティング利用で成功させた企業の一つです。
2010年10月6日に企業としてweiboの活用を始めます。sina weibo のサービススタート自体が2009年なのでとても早い参入ですね。
そして、weiboの活用からわずか一ヶ月でHPへのアクセス数を11%アップさせ、会員登録の半分がweiboから来させることに成功します。
ここの大きな特徴としては、社員全員がweiboのアカウントを持っています。それにより、タオバオなど他の多くのオンラインショップとの差別化に成功しました。中国でのオンラインショップでコミュニケーションは最大手チャットサービスのQQが主流です。その中で、実名で過去の発言も可視化されてしますweibo を活用したことは顧客の信頼度を大きく上げたのでしょう。
現在では、もともと主として使っていたHPが不要になりweiboだけでビジネスが成り立っているみたいです。



個人レベルでも企業レベルでも、weiboがプラットフォームになる可能性が十分にあると考えられます。
今後とも活用事例など紹介していきたいと思います。